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武闘大会編
522話 無属性魔法③
しおりを挟む「その通り。基本的には同じ状況下の中でなら、魔力量が多い人が勝つに決まっていますよね?」
「ですが、それは何故でしょうか?」
もう一度、ダリュに聞いた。
「それは、纏っている魔力の量が異なるためであろう。」
「そうです。一枚の壁より二枚の壁の方が強いですよね?それと同じで魔力も多ければ多いほど、身を守れますし、攻撃もできます。」
「ですが、それは身体に均等に魔力を纏っているからですよね?」
「では、身体の一部へと集中させたらどうなりますかね?」
「そうなんです。集中させた所はとても強くなるのです。」
会場は驚くものと、当然だと言わんばかりのものの二種類に分かれた。
「と、このように無属性魔法というのは割と基本的なもので汎用性がとても高いのです。」
「では、ここからが本番です。無属性魔法と属性魔法を掛け合わせてみましょうか。」
「まず初めは先程でました"身体強化"を使ったものです。」
"光渦"
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