530 / 1,116
武闘大会編
513話 遠慮なく
しおりを挟む「流石のあんたでもあの炎は予想できなかったようだな。少しばかり手元がおぼつかなくなって、傷を負ってしまった。そして、俺と話をするふりをし回復する。」
「SSランクの冒険者となるとやることも違うな。」
「それが分かっていて、反撃しなかったのは出来なかったからだろ?」
ファンドの挑発をかわし、逆にカウンターを入れようとしてきた。
「いいや違うよ。さっきのやつは試し程度のやつだ。能力はその時点で大体の予想はついた。だから、俺はそれを試したかったんだ。」
「それなのに、あんたに勝手にくたばられたら意味ないだろ?」
「言うじゃねぇかガキンチョ。本当にそうか試してみるといいさ。」
「じゃ、遠慮なく。」
さっきのはイメージを大きくし過ぎたな。今度は剣の周りに濃度の高い炎を纏わせるイメージをして魔力を流してみるとするか。
ファンドは魔力を込めた。
すると、紅色の炎が剣の周りに纏われた。
「じゃあ、いくぞ。」
そう言って、ファンドは踏み込んだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,186
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる