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武闘大会編
510話 期待へ応える
しおりを挟む「さすがにこれじゃあ無傷だよな。」
「お前、魔法の才能あるぞ。あと30年あれば今の俺といい勝負するぞ。」
「それはどうも。でもあいにく、俺は剣士なんでね。」
「そうかそうか。やっぱり、翔から聞いてた通りのやつがお前か。」
「何を聞いたんだ。」
「"うちの国にはとんでもない剣士がいる。若いのに魔法も剣の才能もずば抜けている。特に剣ならリーデルには右に出るものはいない。"って言ってたぞ。」
「そうか、恐らくそれは俺の事だな。」
ファンドは心の中ではめちゃくちゃ喜んでいた。
"やったぁ!!マジかよ、翔さんがそんなこと言ってくれてたのかよ!!!本当に頑張って来てよかったぁぁ!!"
これは負けられない!!
「お前ならもしかすると俺に剣を抜かせ.....」
ブンッ
ファンドはバルムスに向かって剣を振った。
「おい、人の話を聞けよ!!」
こいつ、あんなでかい大剣をよく軽々と片手で持ちやがる.....。
ファンドが持っていたのは2mはある大剣だった。
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