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武闘大会編
486話 長期戦
しおりを挟む「なぁ、この戦いが始まってどのくらい経った?」
「うーん、一時間は経ったんじゃないかなぁ?」
「全然決着がつかないな。」
「これはどちらかの魔力が尽きるまで終わらないだろうな。」
試合が始まってから、ワースが死霊操作をする→その出てきたものを倒す の繰り返しなのだ。
「でも、霊魔術師の姉ちゃんの方は死霊が倒れてないのに引かせてるよな。あれじゃあ、魔力の無駄じゃねぇか?」
そう、ワースは6割ほどダメージを受けたら、死霊を交代させているのだ。
これは、死霊を道具としてではなく、パートナーとして扱っている証拠だろう。だが、そのせいで効率が悪くなっているのは否定はできない。
この戦いの終わりも近そうだな。
「では、そろそろ終わらせていただきます!」
"如月流 参ノ型 柔打"
シャラドラは身体中の魔力を全体的に上げ、脱力した。
これは俺が教えた技で脱力をすることによって無駄な力みがなく、より本来の自分の力が出せるようになる。
だが、これは力みと脱力の交互で動くが故に消耗が激しい。
シャラドラはここでキメに行くのだろう。
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