テンプレを無視する異世界生活

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武闘大会編

472話 三位一体

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ポン


リンの肩に手が乗っかった。


「気負いすぎだよ。あの弓使いの人にリンが勝てないのは当たり前だよ。経験値が違うし、技を磨いてきた時間も違う。勝てるわけがないよ。」

「でもね、それは僕らだって同じなんだ。魔法や武術では誰一人として歯が立たないだろう。だけど、僕らは今戦えてる。Sランクの冒険者三人と互角にだよ?それって凄いことなんだ。」

「僕ら一人一人が勝つ必要なんて全くない。僕ら三人が結果的にあの三人を倒せてればそれでいいんだ。」


リンはフェルの言葉を聞き深呼吸した。


「まさか、あなたに慰められる日が来るとはね。だけど、ありがとう.....。」

リンに笑顔が戻った。

「おい、リン、フェル!あれやんぞ。」

「そうだね、出し惜しみしていても勿体ないしね。」

「じゃあ、いくわよ!」


"合成魔法 暴風と疾雷の矢先ボルテージストームアロー"


これを受けたバルサは言ったそうだ。"飛んできた矢の後ろに竜が見えた" と.....
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