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武闘大会編
468話 諸刃の剣
しおりを挟む「身体が大きいと遅いというのは固定観念に過ぎない。真の強者は身体を、環境を、全てを言い訳にはしない。」
「じゃから、お主がわしに勝った時には負けを認める。まあ、万に一つもそんなことは有り得ぬがな。」
"岩砕風"
岩を含み、地面を巻き上げてくる風がヘンリへと向かっていった。
トガッ、バキッ
「何故避けぬ?」
ヘンリは防御をし、ダリュの攻撃を受けた。
「血を欲する。それは自分とて例外ではないからだ。」
まさに諸刃の剣だな。
恐らく、ヘンリはダリュに何発か入れて気づいちまったんだろうな。"このままの攻撃では勝てない"って。
だから、攻撃をすることをやめ自ら攻撃を受け血を流す。赤鬼になったヘンリの能力は自分にも反映される。故に血さえ流れればパワーアップする。
一歩間違えば自分が出血多量で戦闘不能になっていたところを..........。
「まあ、少しはやるようだな。だけど、お前じゃ俺には勝てない。」
ヘンリは深呼吸をした。
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