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武闘大会編
463話 幻林
しおりを挟むあの女の子だけ何か違うものが見えているのだろうか。あそこまでなぜ冷静でいられる?力差は互角だが、ポイントでいえば俺らの方が上だ。慎重になるはずだが、なんの躊躇いもなく..........。
そりゃ、そうよ。なんてったって、あの学校の問題児たちをいつも正そうとしているやつだぜ。神経がぶっとくないとやってられないさ。
冷静でなおかつ、頭がいい。それでいて、しっかりと周りが見えている。力では他の子達には少し劣るが、それを補ってあまりある彼女の才能だ。
「フェル、ギダ、しっかりしなさい!あんた達、少し相手に乗せられすぎよ。私たちは私たちのやり方でやるのよ。」
「言われなくてもわかってる。」
「そうだね。」
さすが委員長キャラだな。二人の目の色が変わった。
"幻林"
「なんだ、急に周りに木が.....。」
「これは"偽森"の応用魔法さ。」
相手は幻覚で林の中にいるように感じるのさ。だが、実際に何も変化はしていない。これが"偽森"との違いだ。
「さぁ、反撃開始だよ!」
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