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武闘大会編
461話 防戦一方
しおりを挟む「あんま調子に乗るなよガキども!」
「炎撃」
実に単純だ。炎を纏った剣で雷神を真っ二つにした。
「ぷーくすくす、ギダのやつやられてやんの!!」
「うるせぇ、フェル!!」
「喋っている暇はないと思うが?」
サナフが一瞬で距離を詰めてきた。
いくら才能があっても、経験の差はそう簡単には埋まらない。
ギダはサナフの剣を受けるだけだった。
「ギダ選手、防戦一方だぁ!!Sランク冒険者のサナフ選手の剣に手も足も出ない!」
ちっ、うっぜぇな。言われなくてもわかってる。わかっているが、こいつ強ぇ。一撃、一撃のスパンが短いから魔法陣も展開できねぇ。
"暴風"
ギダとサナフの間にとても強い風邪が吹き、両者吹き飛ばされた。
「おい、フェル何すんだよ!!」
「ギダが苦戦してるようだったからねぇ。」
「じゃあ、加勢しろよ!俺まで吹っ飛ばしてどうすんたよ!!」
「あちゃぁ、本当に嫌になるね。」
「今のは相手が上手かった。仕方ない。」
フェルの判断は正しい。フェルが少しでも魔法の発動が遅ければ、確実にギダはロイの矢に撃ち抜かれていた。
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