426 / 1,116
魔族編
409話 気付かぬ成長
しおりを挟む「うちの若いのが粗相を起こしたようで大変申し訳ありませんでした。」
「復活」
倒れていた七剣とダメージを受けていたファンド達は完全に回復していた。
マジでこの爺さんやべぇな.....。
「魔王様、こいつらは.....」
「黙れ!今までは口を出さなかったが、今回でしっかりわかった。魔界の王は俺だ。俺が魔界の代表者だ!お前らは少し俺を過小評価しすぎている!」
「そういうことだ。魔王様はもうわしらが知っている小さな魔王様じゃないんだ。そしてこれからも成長していくことだろう。わしらはそれを支えてやるだけなんだ。」
「翔達は客だ。もう手は出すなよ。」
その一言を放った時のプレッシャーを感じた七剣は先代の魔王のそれと比べても引けを取らないと感じた。
「そうでしたか、魔王様は私たちが思っていたよりも立派になっていましたか.....。もう少しお節介をさせて欲しかったのですがね.....。」
七剣にとっての魔王は自分の子どものように大切な存在なんだろう。
「いや、俺にも足りない部分はまだ沢山ある。俺が間違った道に進まないようにこれからもよろしく頼むぞ!」
「はい!」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,186
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる