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魔族編
407話 魔王
しおりを挟む「会いたかったぞ。」
「俺もだよ、魔王。」
そこに居たのは魔王だった。いかにもって感じの椅子に座っていたが、そこに座っていたのは翔とたいして変わらない青年だった。
「魔王は意外とフレンドリーなんだな。文献で見る限りはごついっていう印象だったんだけどな。」
「多分、それは先代の事じゃないかな。俺が即位してからは200年も経ってないからな。」
「やはりそうか。記録されていた魔王の魔力の印象とは少し違ったからな。」
「それより、すまなかったな。うちの幹部が君たちに手を出したみたいで.....。」
「??」
「うちの七剣はどうも過保護なんだよ.....。」
聞くと、即位が史上最年少だったために幹部が随分と心配して、色々とおせっかいをしていたらしい。
前からやめるようにと言っていたらしいのだが、「魔王様は右も左も分からないでしょうが、我々がついているのでご安心ください!」といった具合に聞いてもらえなかったそうだ。
「魔王も大変なんだな.....。」
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