テンプレを無視する異世界生活

魔族編

398話 幹部との戦い⑩

偽森は偽物の森を作るだけではなく、魔力の感知を遮断する効果や治癒力の強化が期待できる。


「ここまでは作戦通いったね。」

「ここからだよ、大変なのは.....。」


四人は息を揃えて

「急成長、風植物 魔吸収薔薇ドレインローズ」

「合成魔法 氷雷の盾」

「女神の美風」



ゴゴコ

ガガガ

フュュュュ


サーバインの後ろには大きな薔薇の花が咲き、前には巨大な雷を帯びた氷の盾が現れた。



「な、なんだこれは.....。」


「このまま待機してればいいんだよね？」

「うん、そのはずだよ。」

「それにしても女神の美風は凄いな。全ての能力が上がったのがハッキリわかる。」

「これが加護を受けた子の魔法か.....。」


シュュュュ


「これは.....魔力が吸われているのか.....。」

「うぅ、頭が。」

「魔力が急激に奪われると頭痛や目眩がするからね。これじゃ戦えないね。」

「というか、この盾があるからどちらにしても突破は出来ないだろう。」