テンプレを無視する異世界生活

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魔族編

385話 魔物の増加

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こうして、俺らは魔界へと向かっていった。

その間にクロとみんなは仲良くなっていた。


「それで、翔は気づいた時には俺の後ろにいたんだよ!!」

「やっぱり、翔さんって凄いんですね!」

「ああ。しかも、それだけじゃないんだぜ。あの竜族のトップといわれている神竜様と会って話したんだ。神竜様はたいそう翔を気に入ったらしいぞ。」

「最高にかっこいいです!!」


なんなんだこれは.....。やってきたことを改めて言われると小っ恥ずかしいな.....。


「今度はみんなが知ってる翔の武勇伝教えてくれよ。」


これはしばらく続きそうだ。


この話題が終わったのは魔界に向かって五日後のことだった。


「やっぱり、魔界に近づく程に魔物が増えてくるな。」

「言われてみればそうだな。1kmに1匹ペースだもんなだいたい。」

「ここでこんなにいるなら、魔界に入ったら.....考えるだけで怖いです。」


そうだ、魔界に入ったらここの比じゃないくらいの魔物がいるんだ.....気を引き締めよう。
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