371 / 1,116
魔族編
354話 本格的な訓練⑱
しおりを挟むそこから試合は続き、4勝4敗とかなり競った戦いをしていた。
「俺が最後か.....。」
「私が行きます。」
これは面白いカードになったな。槍使いのギダとフィか。
「では、準備はいいか?」
「はい。」
「試合開始!」
ギダはどうやら俺との試合を経て武器を変えたらしい。穂の部分を無くし、今は棒を持っている。
これは魔道具で、魔力を流すと穂の長さや形を調整出来るというものだ。実はシャラドラは貴族の息子だから魔道具を買う金はあったんだろうな。
だが、これは魔力量が少なかったらすぐガス欠して使えなくなってしまう諸刃の剣。
「女子だからといって手加減するわけにはいかない。」
ギダはフィを槍で突きにかかった。
シャッ
華麗な身のこなしでかわした。
だが、ギダの槍の穂が変形し少しかすってしまった。
「回復!」
傷は一瞬で消えた。
ギダは間髪入れずに突きにいった。
フィはかわすが変形する穂にかすり、少しの傷を負った。
「これは魔力が尽きた方の負けだな。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,186
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる