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魔族編
353話 本格的な訓練⑰
しおりを挟む顎にバッチリ決まったように見えたが、少し外していたか。
これも危険な地で研ぎ澄まされた危険察知力というものか。
「僕は実は風系の魔法は得意ではなくて、得意としているのは植物系の魔法なんだ。」
「シャラ!足下気をつけて!」
「もう遅いよ。」
「吸魔植物」
地面から出てきたつるはシャラドラの身体に凄い勢いで巻きついた。
スパッ
翔はつるを全て斬った
「勝負ありだ!」
「フェル、この魔法は危険すぎる。いくら試合だといっても必要以上に痛めつけることは許されない。」
「すみませんでした。少し頭に血が上ってしまいました.....。」
「今後、気をつけろ。」
「はい!」
「だが、いい魔法だったぞ。」
まさか、フェルがドレインプラントを出すとは思わなかったな。野生ではいないが、ランクでいうとS-といったところだな。
フェルが闇落ちしないことを願うばかりだ。
「勝者 フェル」
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