テンプレを無視する異世界生活

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魔族編

340話 本格的な訓練④

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「目隠しして武器を使うことに何か意味はあるだろうか?」

「ある。翔さんがやれっていったことだ、必ず意味がある。」


これは簡単なものだ。目が見えなければ、触覚が鋭くなりいつもより握りや、感覚をより意識するようになるんだ。


「じゃあ、俺は魔法組の方に行ってくるからそれを続けといてくれ。」

「見てくれないんですか~」



よし、魔法組の方に行こう。



「すまない、待たせたな。」

「はぁ、はぁ、魔力が.....。」

俺は戦士組を教えに行く前に魔道具を渡しておいたのだ。

一定の魔力を与えないと光らないという、まあ玩具にもならないくらいのものだ。

だが、これが結構しんどいんだよ。魔力が少なくても、多くても光らない。適当な量の魔力を出し続けるのはなかなか疲れるものだ。


「とりあえず、魔力が回復するスピードが上がるポーションを飲んどけ。」

「それなら、魔力回復のポーションの方がいいのでは?」

「それじゃあ、意味がないだろうが」
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