テンプレを無視する異世界生活

ss

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魔族編

319話 スザー

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「翔はレーダさんを知っているのか!」

「あぁ、あいつは俺の同胞でな。アルーシャで会ったな。」

「どうしてそれを先に言わないんだよ!」

「言う前に襲ってきたバカがいたんでな。それに言ったところでバカだから理解できないと思ったんだよ。」

「それは、本当にすまなかった!!!」

「まあ、過ぎたことはもういい。アン程ではないが、俺も動物は好きだからな。デザートタイガーに会えて楽しかったさ。」

「無礼を働いたついでに翔には特別で凄いものを見せてやる。」

アンは地面に手をつけた。


「力を貸して、召喚!!!」


そこから出てきたのは神獣だった。


「これは凄いな。まさか、スザーをここで見れるとはな。」


スザーとは朱雀のことだ。名付けたのは恐らく日本人なんだろうな。


「凄いだろ!この子はフードって言うんだ。」

「本当に凄い魔従獣師だったんだな。SSSランクを召喚するとか普通じゃないな。」

「そうだろう!だけど、フードを召喚した次の日は全身筋肉痛だ。」


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