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魔族編
307話 腕輪とミサンガ
しおりを挟む「とはいえ、何もあげないというのは性にあわないからな。気持ち程度だか受け取ってくれ。」
翔はフィに腕輪をあげた。
「まあ、たいしたものは付与はしていないんだが、俺が作った最初で最後の腕輪の魔道具なんだ。」
「そんな記念の物を貰っていいんですか?」
「使わないし、予想以上に可愛い出来になってしまったからな。俺が持ってホコリをかぶせるより、フィが少しでも身につけてやる方がそいつのためになるだろうし。」
「フェルにはこれをやるよ。」
俺はフェルにミサンガを20本ほど渡した。
物欲しそうな顔で見られたから、ゴミの処理もといプレゼントをあげなければな。
「こんなにいいんですか?」
「まあ、それは修行道具だからな。決まった量以上の魔力を流すと切れる仕様だからな。全部切れたら魔力量は賢者レベルだな。目標としては卒業までに全部切れていたらいいんじゃないか。」
「わかりました!これを全部切れるように鍛錬します!」
この兄弟は本当に変わったな。
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