テンプレを無視する異世界生活

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魔族編

303話 目覚め

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パチリ

「翔さん、気づきましたか?」

「あぁ、クグラか.....。」

俺はどうやらクグラにカレントの宿まで運ばれたのだろう。

つまり、3日は眠っていたんだろうな。


「心臓部と右手の怪我は最小限の治療はしておきましたが、これは教会に行き聖女に治して貰うしかありませんね。」

「知り合いの聖女に頼むとするか。」

「それより、俺は何日眠っていたんだ?」

「1日ほどですかね。」

「ここに帰るまでは少なくとも3日はかかるだろ?」

「緊急事態でしたので、翔さんの付けている魔道具を少しお借りしました。そのおかげで20時間程で着きました。」

「やはり、勇者はこんな凄い物を持てるんですね。」

「そんな凄いものでは無いからお前にやるよ。」

「ですが、こんな凄いものは貰えませんよ。」

「貰えるものは貰っておく方が人生得するぞ。それに、それくらいの物なら量産できるからな。」

「量産できるのですか.....。翔さんは本当に人間なのですか?」

「しっかり、人間だわ。まあ、心臓に穴空いてるけどな。」



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