320 / 1,116
魔族編
303話 目覚め
しおりを挟むパチリ
「翔さん、気づきましたか?」
「あぁ、クグラか.....。」
俺はどうやらクグラにカレントの宿まで運ばれたのだろう。
つまり、3日は眠っていたんだろうな。
「心臓部と右手の怪我は最小限の治療はしておきましたが、これは教会に行き聖女に治して貰うしかありませんね。」
「知り合いの聖女に頼むとするか。」
「それより、俺は何日眠っていたんだ?」
「1日ほどですかね。」
「ここに帰るまでは少なくとも3日はかかるだろ?」
「緊急事態でしたので、翔さんの付けている魔道具を少しお借りしました。そのおかげで20時間程で着きました。」
「やはり、勇者はこんな凄い物を持てるんですね。」
「そんな凄いものでは無いからお前にやるよ。」
「ですが、こんな凄いものは貰えませんよ。」
「貰えるものは貰っておく方が人生得するぞ。それに、それくらいの物なら量産できるからな。」
「量産できるのですか.....。翔さんは本当に人間なのですか?」
「しっかり、人間だわ。まあ、心臓に穴空いてるけどな。」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,186
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる