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魔族編
290話 精霊族④
しおりを挟む俺らは歩くこと20分
「ここは私が一番のお気に入りの場所なんだよ!」
そこはとても神秘的な場所だった。
木々の間から光が差し込み、精霊の軌跡の魔力がその光と交わり、綺麗な軌跡が空気の流れを表しているようだった。
「確かにいい場所だ。歩いてきたかいがあったな。」
「うん!」
そんな会話をしていると
「とても異彩な人の子がいますね。」
そういって出てきたのは、大きな精霊のようなものだった。
見た瞬間に精霊王だということがハッキリとわかるほどの存在感があった。
「あなたが風の精霊王 リーフィ=サディアですね。」
「いかにも、我の名はリーフィ=サディア。そなたの名は?」
「私の名前は如月 翔と申します。以後お見知りおきを。」
「そんな堅苦しい口調はやめるのじゃ。それは我の願うところではない。」
「わかった。では、これでいかせてもらう。」
「ふむ、今気づいたが後ろにも人の子がおるのぉ。」
ほぉ、ここからクグラの気配に気づいたか。
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