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魔族編
288話 精霊族②
しおりを挟む「俺の名前は如月 翔だ。君の名前を教えてくれないか?」
「私の名前はスフレよ。よろしくね。」
「あぁ、よろしく。」
スフレと名乗ったその妖精は全長8cm程の小さい妖精だった。
「スフレは精霊が見えるのか?」
「妖精に何聞いてるの!見えるのが当たり前よ!もしかして、翔は見えないの?」
「残念ながら見えないな。」
「それなのになんでこの場所がわかったの?」
「まあ、勘だな。」
「変わった人ね。」
「だから、少しスフレの目を貸してくれないか?」
「目を貸す?」
「あぁ。スフレで見えているものを共有する魔法を使うんだ。その代わり、スフレは俺の見ている面白いものが見れるぞ。」
「わかったいいよ!やろう!」
俺はスフレに触れながら
"視覚共有"
「おぉ、見えるな。こんなにも精霊がいたのか。」
「そりゃ、そうよ。ここは精妖郷だからね。」
「それにしても翔は凄いものを見てたのね。魔力がはっきりと見えているなんて、翔は魔族か何かなの?」
「そんなわけないだろ。」
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