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魔族編
283話 試す
しおりを挟む「なんでその事を知っている!!」
「簡単な話だよ。あんたの剣をさしている位置から右手ということがわかる。だが、あんたは食べ物を食べる時は右の女の人にやらせていた。それなのに、酒を飲む時は左の自分の手で飲んでいた。」
「それに、俺が入ってくる時に右側に物を落としたのだが見えも聞こえもしないから、微塵も反応しなかったな。」
こいつ、なんてやつだ.....。後ろの俺の動きが見えていたのか.....。それより、入ってきた時になぜ俺の右側に物を落としたんだ.....。
「それはあんたが一番強かったからさ。」
バルムスは心を見透かされて驚いた.....。
「たが、それとお前が俺の横に物を落とした事と何が関係しているんだ!」
「そうすることによって、そいつがどういうやつかわかるからだ。拾うのか、拾わないのか、反応速度が速いのか、遅いのかなど色んなことがわかるんだよ。」
「俺は強いやつにはするようにしているんだ。だが、結果はどうだ?全く反応せず落ちたことに気づいた様子もない。」
「これで説明は満足か?」
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