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魔族編
267話 監視
しおりを挟む「そのまんまの意味だ。この大会のVIP席には他国の重役もいた。そいつらはこの国のレベルを確かめるためにきているのだろう。」
「リルは貴族だからより目をつけられているんだよ。力がある貴族ほど面倒なものは無いからな戦争の時は.....。」
「そういうやつに甘い蜜を吸わせて、国に仕えさせれば危険も減り、力も手に入れられて一石二鳥ってわけだよ。」
「だから、明日からは他国からの勧誘が凄いだろうな。まあ、それをどうするかは自分の意志で決めろよ。」
「わかりました。」
「てか、なんで翔はさっきの試合で派手に魔法を撃たなかったんだよ?誘ってくれた時は派手にやるって言ってただろ。」
こいつは馬鹿なくせにどこか鋭いとこがあるから嘘はやめておこう。
「あの会場にはネズミがいたのさ。どうやら俺の様子を伺っているようで息を荒くしていたさ。」
「俺が重力魔法を打った瞬間にみんなはヘンリを見ていたのだが、あいつだけ俺を見ていたのさ。恐らく、魔法陣を読み取ろうとしていたんだろうな。」
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