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魔族編
262話 第15回闘技大会⑬
しおりを挟むこれは何本か折れたな。
リルは脇腹をおさえながら、立ち上がった。
狂神の加護の効果の中にはダメージを受けるほどステータスが上がるというものがある。
本当に狂った加護だわ。
リルはのらりくらりとした型に変わった。
リルから放たれる突きや蹴りをヘンリは軽々かわす。
「お前じゃ俺にはまだ勝てない。だが、予想以上ではあった。楽しかったぞ。」
"鬼点"
ズキュン
パタッ
「しょ、勝負あり!!!」
「優勝はヘンリ!!」
「うぉぉぉぉぉぉぉ」
ヘンリはリルの腹部に何発かの独特の握りで突きをしたな。
俺でも見えない速さかい.....。俺も少しは楽しめるだろうか。
「では、優勝者のヘンリと勇者の翔様の特別試合を行います。」
「じゃあ、行ってこい!」
「めんどくせぇな。」
俺は10mほどの高さのVIP席から闘技場の真ん中まで降りた。
落下ダメージ激減の魔道具付けてると全然痛くないのな。
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