テンプレを無視する異世界生活

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魔族編

251話 第15回闘技大会②

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「貴族のボンボンの集まりだと聞いていたから、どんなへっぽこ達かと思えば割と出来るやつが多いんだな。」

「まあ、面子ってもんがあるから下手な試合できないんだろうよ。」



「第15回闘技大会、開催いたします!!」

「うぁぁぁぁぁ!!」

「リルってのは何回戦なんだ?」

「3回戦だ。相手は闇属性のシュッペというやつだ。」


1、2回戦が終わり3回戦目が始まろうとしていた。


「2人とも用意はいいですか?」

「ああ。」

「はい!」

「では、始め!」

ルールとしては降参するか、レフリーが止めるかのどちらかだ。

レフリーは信用出来る人を採用しているから八百長とかはないらしい。

「ガイル、どんくらいもつと思う?」

「あいつ程度なら30秒もてばいいほうだな。」

「まあ、そのくらいが妥当だな。」


リルは相手の懐へ走っていった。

「我の右腕の力を高めたまへ」

ブシャン

リルはシュッペを部分強化した右手でぶん殴った。


おいおい、人間から出ちゃいけない音がしたぞ。
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