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魔族編
250話 第15回闘技大会①
しおりを挟む今日は大会当日か.....。めんどくさいな。
「おーい、翔!起きてるか!」
うるさいのが来たか。
ガチャ
「おお、いい家だな!金持ちの勇者様は違うな!」
「静かにしろガイル。連れて行ってやらんぞ。」
「これが空間魔法の核か.....。やっぱりお前凄いな。」
もういいや。
ドンッ
「いってぇーな。.....ってここどこだ?」
「俺の宿だ。」
「もう着いたのかよ。なんか味気ないな。」
「よし、会場に行こう。」
スルースキルはレベルMAXだ。
人の数が凄いな。会場もキャパオーバーしそうな勢いだな。
まあ、俺らはVIP席だから心配はいらないな。
「お前の目にかかったっていう坊ちゃんはあいつだろ!」
そういってガイルはリルを指さした。
「あぁ、あいつは他の奴らとは少し違うだろ?」
「それはわかんないけど、翔が好きそうな感じのやつだな。」
「どういうことだよ!」
「なんか訳ありの変なやつってことだよ。」
「おい!」
「でも、間違いのない才能を持ってるんだよな。」
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