テンプレを無視する異世界生活

魔族編

226話 長寿の大賢者

翌日


昨日は色々と大変だったな。出す時は注目されてなかったからバレなかったけど、魔石をしまう時は注目を浴びてたから収納魔法は使えなかったし.....。

歩いて130個程の魔石を持って帰ってきたんだぞ。

俺はあいつらに半分やるって言ったんだが、「出来高って言ったのはお前だぞ！お前が持っていけ。」なんて真面目ぶりやがって.....。



まあ、そんなことはどうでもいい。今日はなんてったって楽しみにしていた「大賢者の部屋訪問」の日だからな。

強い剣士は何人か見てきたが、圧倒的な人間の魔法使いは見てないからな。

人類の上のレベルを知れる日だ。

それにこの国にいる大賢者は5000年も生きているそうだ。実に興味深い。

じゃあ、行くか。


大賢者は王宮にいるそうだ。だが、少しも会うのが難しいらしいな。



「すみません、大賢者様に会いに来たのですが！」

「翔様ですね。どうぞお入りください。」


待遇の良さは相変わらずいいな。