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魔族編
219話 討伐祭④
しおりを挟む「インフェルアントか。これは運がいいな。」
「何ふざけたこと言ってるんだ!近づいてくるぞ!」
蟻の魔物だ。Sランクで群れで行動されていることから危険度Sの厄災級だな。
だが、本当のところは違う。
顎が強くて人間位なら豆腐のように噛み切るのは容易だな。
その一方で防御力は低い。チームワークが高いのが厄介とされているが、チームワークが良すぎる上どこに配置されているか計算がしやすい。
何が言いたいかと言うと、俺の敵じゃない。
「前5匹、右3匹、左6匹、右後2匹」
「いい状況報告だ。」
ロイは焦っているようでしっかり冷静だな。
16か.....。
"光針尖"
空に魔法陣が現れた。
ピュン
バタッ
16匹のインフェルアントは倒れた。
「何が起こったんだ..........。」
俺はただ光の小さく長い針のようなものを高速で飛ばして頭をぶち抜いただけだ。
こいつらの弱点は実は脳なんだ。脳の中に心臓がある特殊な構造なのだが、心臓の大きさは半径2mm。
それを寸分の狂いもなく飛ばせたのは上出来だったな。
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