テンプレを無視する異世界生活

魔族編

215話 アルーシャのギルド④

「聞いたらお前はＳランクらしいな。」

男の5人組に囲まれた。

「あぁ、そうだ。」

「頼む！俺らのパーティに入ってくれないか？」

あ、そういうパターンね。

「無理だ。俺はパーティを組まないと決めてるんでね。」

「一度だけでいいんだ！」


どうやら近々イベントがあるらしい。

6人1組でエントリーが可能な大会で魔物の討伐数のポイントを競い合うというものだ。

魔物の強さによって貰えるポイントが違ってくる。

ちなみに優勝商品は白金貨50枚+αであるらしい。

5位まで入賞商品がある大きなイベントらしい。

他国から来るものも少なくないとか.....。

「だが、俺はあと1週間ほどでここを出ていくから期待には応えられないと思うぞ。」

「大丈夫だ、大会は明日だ。」

どうやら当日エントリーらしい。

「はぁ、仕方ない。わかった。だが、条件がいくつかあるからそれは絶対に守ってもらうぞ。」

「本当か、ありがてぇ！よろしく頼むな！！」