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魔族編
210話 謎の聖女
しおりを挟むとりあえず宿に着いたけど今日はこれといってすることないな。
一旦、ギルドによってみるか。
この国のレベルもわかるだろうしな。
俺はこうして宿を出た。
街を歩いていると
「すみません、あなたは複神ですよね?」
聖女らしき女性が話しかけてきた。
ちなみに複神とは2人以上の神から加護を授かる人のことだ。ちなみに1人の場合は単神と呼ばれている。
「そうだが、それがどうした?」
「どの神様の加護を授かっているのでしょうか?」
「聖女なら分かっているだろ。それがどれほど失礼な質問かどうかくらい。」
他人に加護を与えてくれている神の名前を聞くのはここではタブーらしい。
今ではその考え方は古いと言われているらしいが、教会の人達はそういう風習を今も大切にしているらしい。
流石に「創造」とかいうチートスキルを持っていることはなるべくバレたくない。
「全能」の件でそれはずいぶんと身にしみたからな。
あの時は上手く転んでくれたが、いつもそうなるとは限らない。注意に越したことはない。
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