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魔族編
205話 精霊子
しおりを挟む「私は精霊に好かれているらしいのです。ですから、自然に出来るようになっていたのです。」
なるほどな。精霊子か。噂には聞いていたが、間近で見るとすごいな。
魔法を使うためには魔力が必要だ。
でも、考えてもみてほしい。人族は俺と何ら変わりのない人間だ。俺は異世界人ということで魔力が初めからあったが、普通の人間には魔力がないのが当たり前だとは思わないか?
俺もそれを疑問に思っていて調べたんだ。そうして調べてみるとわかったことがあったんだ。
昔、人間は精霊と契約を結ぶことにしたらしい。
精霊は人間では見ることが出来ない。それに精霊でそれぞれ契約内容が違うんだそうだ。だから、詳しいことがあまり載っていなかった。
そして、魔法を使えるようになった人間から産まれた子どもが生まれつき魔力を持って産まれたそうだ。
だが、魔力を持って産まれる人は現時点では6割ほどだ。
それ以外の人は精霊と契約して魔力を得る。
見えないやつと知らない条件で契約を交わすのは難しいのは言うまでもないだろう。
けれど希に精霊に愛される人間が生まれてくる。
それが精霊子だ。
精霊子は無条件で契約が出来るんだそうだ。それも1人とではない。数十、数百とまで言われている。
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