テンプレを無視する異世界生活

改革編

156話 続・学校④

「おう、そうかここに来た冒険者にも宣伝しておくように言っておく。」


「これは確かに面白いですね。皆に伝えておきましょう。」


ダンとリィーンさんに宣伝してもらうようにお願いしておいた。


あとは、国民に言うだけだな。



俺はこの国の真ん中にある広場で演説をすることにした。


「皆さん、お集まりいただきありがとうございます。今回は皆さんも噂にも聞いたことがあるでしょう学校についてお話させていただこうと思います。」

学校についての制度など、どういうところなのかと言うのを話した。

ここまでは国民の掴みはバッチリだ。


「基本的には子どもは学校へ行くための費用は国が負担します。もし望むのであれば、在学中は衣食住も保証します。」


子どもでも働くのが当たり前のこの世界。学校にいって働かずに家にいると邪魔者扱いされると考えた俺たちは、在学中は衣食住を保証することで、飢えた子どもたちも救えるのではないかという結論に至った。


「最後に一つ。才能があれば誰であろうと受け入れる。自分でも気づいてない才能がみんなにはあるかもしれない。その才能の花を咲かせる環境は用意している。ぜひ、試験だけでも受けに来てくれ。」