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改革編
153話 続・学校①
しおりを挟む「おぉ、小僧か。なんか用か?」
「エドさん。あなたは陛下の座を降りて、また冒険者をしに行くのですか?」
「嫌味な小僧じゃな。しばらくはこの国を見て回ろうと思ってな。遠くを見すぎて、近くをよく見ていなかったことに気づいてな。母国を改めて見たくなったのじゃ。」
「そうですか、それはいいですね。死ぬまでに全て見て回れるといいですね?」
「仮にも元国王だったわしにそんな口をきくのはお主くらいだ。」
エドはそう翔に言って、翔の横を通った。
翔も王城へと足を進めた。
キィーッ
「陛下、お呼びでしょうか?」
「相変わらず、ノックがないですな翔殿は。」
「それはそうと、学校がそろそろ出来そうなのです。」
そんな時間が経っていたのか。俺は集中していると周りに無関心になっているからな.....。
昔も新しい細胞の開発をしていたら、気づいたら半年経っていたからな。体感では一週間くらいだったんだけどな。
「そうですか。では、そろそろ開校についての計画を立てなければですね。」
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