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改革編
119話 兄弟喧嘩
しおりを挟むドン
「おう、アド。久しぶりだな。」
「兄さん!何やってたんだ!あなたがいなくなってから大変だったんだ!!」
「いや~すまんの。若気の至りというやつじゃ。それにアドも王が板についてきてるじゃないか。」
「若気の至りで何十年もいなくなるなんて考えられない!仮にも兄さんは一国の王なんだ、意識を持ってくれ!」
「今さらわしは王位につく気はさらさらない。王位の継承なら正式にしよう。これで、お前が王であることに不満を示すやつは少なくなるだろう。」
「兄さんはいっつもそうだよ!自分勝手で周りに迷惑をかける。王としての仕事を一つもしないで勝手に冒険者になって、兄さんがいなくなってからは凄い大変だったんだ。その時の気持ちは兄さんにはわからないだろ!」
「それは本当に悪いと思っている。だが、わしが冒険者になったおかげで竜の国へのパイプが出来たのじゃ。あそこには長年滞在していたから、神竜様との交流もあったのじゃ。」
殿下は我に返って落ち着いた。そして陛下の言葉を聞き目が光った。
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