テンプレを無視する異世界生活

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竜の国編

114話 魔草

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「本気で行かせてもらうぞ。」

「もちろんです。手を抜かれては困ります。」


こんなにも数日で竜と戦ったのは人族では俺が初めてだろう.....。


「暴風圏」


緑竜がそう唱えると辺りの空気が変わった。

俺のプライド的にこいつは風魔法で倒さなきゃいけない。

「起動。」

翔は竜甲を起動した。

神竜の前で起動した後にさらに改良を加え、実戦で使えるくらいにはしといた。

翔は地面に両手をあてた。


"自我覚醒"

"植操"

「風魔法は風と土だけじゃないだ、こいつらの生命力は舐めない方がいいぞ。」


翔がそういうと無数の植物が緑竜に絡みついた。


「小賢しい。迅風。」


緑竜は風で身体に絡みついた植物を切った。

「取るのが0.3秒遅かったな。俺の勝ちだ。」


"細胞活性"


緑竜から植物が生えてきた。

「なんだ、これは!!」

「それは魔草だ。「ヒル草」と言われている。魔力を吸い取り成長する植物だ。さっきのはお前の動きを制御するためじゃない、この種をお前の鱗の間に入れることが目的だったんだ。」


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