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竜の国編
109話 神竜との対面
しおりを挟む特別賞はあの場で貰えるものではなかった。
特別賞とは「神竜との対面」らしい。普通は魔力が多すぎて意識を保てるやつは少ないらしい。
あのクロですら立っているのがやっとだとか。
まあ、その心配は俺にはない。こんなことがあると思って結構初期の方に「魔力均衡」というスキルを作っておいた。
これを使うことによって、自分の表面の魔力とそこに触れた魔力を同じ波長にして不快感を取ってくれる。
ただ、それだけのスキルで汎用性は特にはない。
ちなみに会うのは今日だ。竜闘祭が終わって3日ほど経ったな。
「翔さん、準備はよろしいですか?なにせ、人族が神竜様とお会いになった例がないため、身の安全は保証できませんよ?」
「あぁ、大丈夫だ。自分の身は自分で守るさ。」
「では、こちらの扉を開けますと神竜様がいらっしゃるので、ご機嫌だけはそこねないようによろしくお願いします。」
「任せろ。」
この竜人はやけに腰が低いな。
そんなことより扉を開ける前から強い魔力がビンビンと肌に感じる。
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