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竜の国編
104話 竜闘祭 本戦②
しおりを挟む準決勝の相手は144番か。
「では、開始!!」
「おい、君は人族だろ?」
「あぁ、よく知っているな。」
「あんな圧倒的な力で勝ち進んでるんだから、目をつけないわけないだろう?」
「それはそうだな。そろそろ無駄話をやめて決勝に行きたいんだがいいか?」
「私はあなたには勝てない。だから、一つ頼みたいことがある。もし、私があなたの一発を立って耐えることが出来た時は私にあなたの魔法を教えて欲しい。」
なるほど、俺の魔法の違和感に気づいたか。こいつの将来が恐ろしいな。
「それで俺のメリットはなんだ?」
「あなたの望みを一つ叶えます。」
「わかった。じゃあいくぞ、歯を食いしばれ。」
"重力-極"
竜人は地面に手をついた。
そして、気絶をし倒れた。
「はい、終わり。約束は守れよ。」
「しょ、勝負あり!」
会場は驚き静まった。だが、すぐ歓声が上がった。
「うぉぉぉぉぉぉぉ」
「なんだ、あの魔法は!!」
「相手が地面にめり込んでたぞ!!すげぇ!」
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