テンプレを無視する異世界生活

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竜の国編

94話 到着

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クロは竜の国の入口の前で着地した。


「竜の国って関所はないのか?」


翔は竜の国の具体的な事は知らなかった。翔が図書館で見た本の中でもトップレベルで情報の少ない種族の一つだった。伝説や噂程度のものしかなかったのだ。


「あるけど大丈夫だ。翔は俺の友達だからな!俺の権力で入れるようにしとく!」


こいつは子どもっぽい性格なのにめっちゃ凄いんだよな。五色竜とかポ〇モンの四天王みたいなもんだからな。


俺らはそんなことを考えながらも、竜の国に入っていった。


「竜闘祭のエントリーする場所はどこにあるんだ?」


「それなら大丈夫!俺が関所通る時にしといたぞ。」


そういえば関所の竜もどきとクロが話してたな。


「そうだな.....それじゃあ、これから特にすることもないな。」


「じゃあ、俺ん家来いよ!人族の宿なんて竜の国にはないけど、竜人化できる俺の家にはベッドがあるんだよ!泊まってけって!!」


クロのテンションの高さに呑まれそうだ。

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