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竜の国編
85話 エルフの森⑤
しおりを挟む「紅蓮犰狳(ぐれんきゅうよ)」
こいつの名前だ。
ギュルルルルル
紅蓮犰狳は丸くなって回転し始めた
「民たちを避難させろ!プト、ラン、こいつの足下に魔法を撃って軌道を変えなさい。」
「わかりました、リーダー。」
こいつらはこの森の護衛隊みたいなもんかな。
リーダーと言われていたエルフは20歳くらいの容姿で剣士だ。
ランとプトと言うやつらは7歳くらいの双子に見えるが、相当の魔力を持った魔術師だな。
この3人が冒険者ならAランクのパーティだろうな。
だけどあいつが相手なら分が悪すぎる。
持って20分ってとこか。
「来るぞ!!」
紅蓮犰狳がエルフの森に炎を纏った身体で転がってきた。
「砕突岩」
2人の魔導師がそういうと、紅蓮犰狳の足下から尖った大きな岩が紅蓮犰狳を突き刺す。
かと思いきや、出てきた岩を壊してそのまま速度を落とすこすらせず進んできた。
「こりゃあ、助けるより今のうちにここ通った方がいいんじゃね.....」
頭に手を当て苦笑しながら翔は言った。
でも、1度決めたことだしエルフに恩を着せれると考えれば
と翔は自分に言い聞かせた。
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