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ウォラーレ編
79話 ジャンの本気③
しおりを挟むそれから3ヶ月後
ウォラーレはかなり盛り上がっていた。
人口は最初にいた頃の5倍にも増え、5分の1は空き地だった領地も半分くらいは埋まった。
この勢いが他国の耳にも入り、貿易をしたいという国がいくつかあったそうだ。
それに関しては後々決めていくらしい。
今はジャンに休みはなくずっと働いている。
「ソンド、わしの午後の予定は何じゃ?」
「書類に印を押す作業と書類に印を押す作業の2本立てとなっております。」
「つまりは今わしがやっていることをずっとするということだな!!」
「ドワーフのわしが何故こんなことを繰り返さなきゃいけないのだ。」
「このストレスを鍛冶にぶつければ、魔剣が数本できそうじゃわい。」
「すみません、陛下。私もこれから会議があります故失礼させていただきます。」
ソンド達も忙しく、管理職の職員が3人から今は10人にもなっている。
「こうなることを知っておったなあの小僧。今度あったら1発ハンマーで頭を殴(自主規制)」
こうしてドワーフの国ウォラーレは建国して約3ヶ月にして、他国が見過ごせないほどの強国へとなった。
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