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ウォラーレ編
77話 ジャンの本気①
しおりを挟む「ジャンにこれやるよ。」
翔はジャンにまた紙を渡した。
「ということはお主はまたどこかへゆくのじゃな?」
「うん、竜の国に行ってくる。」
「はぁぁ、気をつけて行ってくるのじゃぞ。」
ジャンはもう呆れえツッコムことすらしなくなった。
┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄
「今度あの小僧がここに来た時は腰を抜かすくらいには発展させておいてやるぞ。」
ジャンはより一層やる気が出ていた。
「シュダ、セルム、お主らには観光地及び住居地の監督を任せる。問題点が出たらすぐに報告せよ。」
「ソンド、お主は我の補佐をせよ。」
ジャンは3人の管理職に指示を出した。
3人は元気よく
「わかりました、アルデルテ王。」
その呼び方は正直やめて欲しいのお。真面目なこやつらにやめろと言ってもやめまい。
「とりあえず、リーデルからの民を受け入れる体制をつくるとするかの。」
ドワーフ20人をリーデルに向かわせて、リーデルからウォラーレに人族が50人くるのじゃ。
人数が合わないのは、最初は行きたい人だけを行かせるという条件にしたのじゃ。
予想以上にこちらに来たかった人族が多かったのお。
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