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リーデル編
44話 報酬
しおりを挟む「翔殿!やはり、貴殿に頼んでよかった!私の目に狂いはなかったようだ。」
俺は全てを話した。不死竜 アンデッドボーンドラゴンが出たことや、それを恐れミリィを連れてアルムが逃げたこと全てを話した。
別に俺は2人を責めているわけではないんだ。そりゃあ、俺だって目の前に魔王が出てきたら勝てる気はしない。
ただ、俺はアルムの生半可な覚悟に怒っているのだ。
残念ながら、それを頭撫でて許してやれるほどラノベ主人公体質ではない。
大天才でも心はそこまで広くはない。
「そうか、2人の処遇については私に任せてくれないか?」
俺は、無言で頷いた。
「さて、それはさておき、よくぞアンデッドボーンドラゴンを相手に勝利を収めたものだ。」
「ここで1つ提案がある。アンデッドボーンドラゴンの魔石をくれるのなら、ネオワイバーン含め、他の魔物の素材は翔殿に譲ろうと思う。」
SランクとAランクの魔物の魔石ではかなり違う。
Sランクの魔石でAランクの魔石5個分の効力はある。
殿下はSランクの魔石を最初の報酬とは別に、白金貨2枚出すと言っている。
俺の答えはもちろん.....
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