テンプレを無視する異世界生活

リーデル編

38話 直々の依頼④

「倒したはいいが、この魔石どうやって持って帰る？？」


「私、収納魔法あるので大丈夫です！！」


え？収納魔法ってこの世で使えるの？


いや、確かに俺は使えるようにすることは出来るけど、ミリィが使えるほどお手軽の魔法なの？？


翔は昔に書かれていた本しか読んでいなかったため、収納魔法が使える人がいることを知らなかった。


「じゃあ、頼むよ(なんだよ！使える人いるなら教えてよ？俺も帰ったら収納魔法創ろ)」


「さすがはミリィ。収納魔法なんて普通の人は使えないのに、ミリィ凄い。」


え、ミリィちゃんもしかしてすごい子なの？？？


あんなふわふわ癒し系なのに高スペックなの？？


さて、茶番は終わりだ。


どうやら相手から来てくれたらしいな。


これは、魔力量が今までで1番デカい。


待ってくれよ.....Sランクの不死竜 アンデッドボーンドラゴンじゃんか。


はぁ、これだけは見せたくなかったんだけどな。


2人には喋らないように釘を刺しておくか。


「おい、2人とも約束してくれ。今から起こることは誰にも言うな。」


2人も魔力を感じていた。

ミリィ「わ、わかりました。」

アルム「勝てるわけないわよ。ミリィ逃げよう。」


そう言って、アルムはミリィの手を引っ張った




「ならいいや。」



翔はため息をつき、冷たい目でアルムを見た。