テンプレを無視する異世界生活

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本編

7話 初めての魔法②

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ジャンには色々助けてもらったから、風魔法の本質を教えることにした。


「ほぉ、これは凄い。大地がわしと一体になってる気がするぞ。翔!お主は間違いなく大天才じゃ!!」


大天才はジャン、あんただよ。本で読んだ限りじゃ、魔力の流し方に癖がついてしまうと変えることは極めて難しい。


それを1発でやれるのは単に才能というしかない。


「最後にお願いしていいか?ジャンにしか頼めないことだ。..........俺に魔力を流してくれないか?」


「どうしてだ?お主には魔力が流れておるだろ!魔力を体内に流し込むのは危険なことはお主も知ってるだろ!!」


「ジャンが最初に見た俺の魔力は、空気中の魔素が俺に干渉して見えた魔力で、俺の器には魔力がないんだ」


「危険なこともわかってる。だから、こそ出会って短い時間であったとしても信頼しているジャンに頼みたいんだ。」


「うむ、覚悟が決まったいい目をしている。まあ、お主を連れてきた時点で1度乗りかかった船だ、今更降りる気は無いわい。」


そう言ったジャンの両手を掴んで

「頼むぜジャン!」

「死ぬなよ小童」




┄┄┄┄┄┄┄┄


「ありがとう。この恩は忘れないよ。少しこの世界を見たら、また顔だしてもいいか?」


「ふっ」


「じゃあ、最後にこれをジャンに渡すよ。」


翔はジャンに紙を渡して東の方に歩いていった。
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