えっ!どうしよ!?夢と現実が分からない状況なので模索した結果…

ShingChang

文字の大きさ
上 下
27 / 34
最終章 ~夢からの脱出~

#27.記憶の軌跡

しおりを挟む


 その夜は予定通り素直に呑み歩いた

 そして目覚めた…記憶が無い…記憶は無いがコレはある意味正解で
 酔って記憶を無いだけでキチンと着替えて目覚めた為、正常だった

 問題はここからだ…

 半分寝ぼけつつメモに気が付いた…

 21:36 コーヒー飲んだ記憶が無い…今覚えてるのは
 朝のTV最新の過去はしし座が一番…

 なんだコレ…しし座が一番ってなんの事だ…

 意味不明だが理解はできた…記憶を無くしてもいい様に
   自分に向けてメモを残していたのだ。と…

 この後の展開や未来の出来事はいくらでも思い出せる
 20:25までの出来事に限定だが…

 重要なのは過去が思い出せないって事

 メモに記された過去の記憶が全く無いのだ…
 良くも悪くもメモのおかげで【そういう事があった】と
   理解できるがソレ自体の記憶が欠落している


 私はうすうす感じていた展開に
   向かい合わなければならなかった

 今現在は連休最終日の朝。

 メモに記されているのは昨夜の21:36には
   TVの星座占いでしし座が一位だと言う事…

 そして

 その当時の最新の記憶は【お任せ】で夢みたと書いてある

 なので

【お任せ】で夢を見たとメモをしたがその記憶が無いため
 その日の夜21:36に再度しし座が一位だとメモを残した…


 一夜明け現在、そのどちらのメモの記憶がない…

 私は確認の為、再度メモを取る事にした内容はこうだ…


『連休最終日の早朝07:49 走り書きのメモを見るが記憶が無い』
『このメモを書いてる記憶が消える事を考慮し未来の私に問う』
『これから08:00分ジャストに私は黒の下着に履き替える』
『再びこのメモを見た時、自分の下着の色を正確に答えよ』


【このメモを書いた記憶】も無くなるであろう展開に備えた
 未来の私へメッセージ…

 まぁ目的は下着の色じゃぁないのだが…


 *:・゚✧*:・゚✧ *:・゚✧*:・゚✧ *:・゚✧*:・゚✧


 相変わらずだが現在を起点に未来なら思い出せる
 最終日には地震が起きて【研究室】に向う事になっている


 つまりこの後、地震が起きる事になっている
 というか死ぬんだっけか?

 そして予知のおかげで全て無かった事になるんだった…しかし


  その日、地震が発生する事はなかった…



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

絶世のディプロマット

一陣茜
SF
惑星連合平和維持局調停課に所属するスペース・ディプロマット(宇宙外交官)レイ・アウダークス。彼女の業務は、惑星同士の衝突を防ぐべく、双方の間に介入し、円満に和解させる。 レイの初仕事は、軍事アンドロイド産業の発展を望む惑星ストリゴイと、墓石が土地を圧迫し、財政難に陥っている惑星レムレスの星間戦争を未然に防ぐーーという任務。 レイは自身の護衛官に任じた凄腕の青年剣士、円城九太郎とともに惑星間の調停に赴く。 ※本作はフィクションであり、実際の人物、団体、事件、地名などとは一切関係ありません。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

ワームワームワーム

蒼キるり
SF
一人で宇宙船に乗り、新しい星へとやって来たレルソー。その星で目には見えないが確かにそこに存在する生命体に出会って──

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

十年前の片思い。時を越えて、再び。

赤木さなぎ
SF
  キミは二六歳のしがない小説書きだ。  いつか自分の書いた小説が日の目を浴びる事を夢見て、日々をアルバイトで食い繋ぎ、休日や空き時間は頭の中に広がる混沌とした世界を文字に起こし、紡いでいく事に没頭していた。  キミには淡く苦い失恋の思い出がある。  十年前、キミがまだ高校一年生だった頃。一目惚れした相手は、通い詰めていた図書室で出会った、三年の“高橋先輩”だ。  しかし、当時のキミは大したアプローチを掛けることも出来ず、関係の進展も無く、それは片思いの苦い記憶として残っている。  そして、キミはその片思いを十年経った今でも引きずっていた。  ある日の事だ。  いつもと同じ様にバイトを上がり、安アパートの自室へと帰ると、部屋の灯りが点いたままだった。  家を出る際に消灯し忘れたのだろうと思いつつも扉を開けると、そこには居るはずの無い、学生服に身を包む女の姿。  キミは、その女を知っている。 「ホームズ君、久しぶりね」  その声音は、記憶の中の高橋先輩と同じ物だった。  顔も、声も、その姿は十年前の高橋先輩と相違ない。しかし、その女の浮かべる表情だけは、どれもキミの知らない物だった。  ――キミは夢を捨てて、名声を捨てて、富を捨てて、その輝かしい未来を捨てて、それでも、わたしを選んでくれるかしら?

滅亡後の世界で目覚めた魔女、過去へ跳ぶ

kuma3
SF
滅びた世界の未来を変えるため、少女は過去へ跳ぶ。 かつて魔法が存在した世界。しかし、科学技術の発展と共に魔法は衰退し、やがて人類は自らの過ちで滅びを迎えた──。 眠りから目覚めたセレスティア・アークライトは、かつての世界に戻り、未来を変える旅に出る。 彼女を導くのは、お茶目な妖精・クロノ。 魔法を封じた科学至上主義者、そして隠された陰謀。 セレスティアは、この世界の運命を変えられるのか──。

処理中です...