えっ!どうしよ!?夢と現実が分からない状況なので模索した結果…

ShingChang

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第一章 ~夢の始まり~

#08.正夢

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 久しぶりの3連休の初日…初の試み【ドリームコントロール】

【お任せ】で目覚めた朝はお世辞にもリラックス出来た
 心地の良い夢ではなかった…

 だけど【お任せ】で新たに覚醒した《予知夢》だった!?
 そうポジティブに解釈すればむしろ
 ソレはソレで【お任せ】して良かったのかもしれない…

 何故ならコレから起きる事に対処できるからだ
 何が起きるかというと…


         コツッ    コツッ    コツッ    コツッ    
               カッ       カッ       カッ       カッ


 まず足音がダブって聞こえてくる
 だから私は振り返る

 5mほど離れた所にパーカーのフードを目深にかぶった
 見るからに怪しげな男が立っている


 デジャヴの様な展開に
 もはや恐怖は無かった…

 後は慎重に一つ一つ丁寧に対応すればクリア出来るはず!

  *:・゚✧*:・゚✧ *:・゚✧*:・゚✧ *:・゚✧*:・゚✧

『誰?』と私は切り出す…予想通り男は

『多岐に渡るなぁ~その疑問に対する答え…多岐に渡るなぁ~…
   岸根です。あ海岸の岸に根っこのねで岸根です』

 やはり岸根だ…ならば次の一手は決まっている…

『あ、あなた何者?』

『何者?いい~質問ですねぇ~♪諦めの早いストーカーです』

 よし!! 流れが変わった!
 妙に怖い無駄な展開がカットされ一気に男の正体に
 たどり着くはずだった…


 確かに流れは変わった。 …しかしソレは悪戯に未知の
 《選択肢が生まれただけ》
 だったと気付いたのは秒だった…


『あのぉ~…初対面で恐縮ですが死んでくれませんか?』

 え?展開が違う…これは死亡フラグなんじゃないのか?

『聞こえてますぅ~?…初対面で恐縮ですが死んでくれませんか?』


 ど、どう対応すれば!?…そもそも何をしても終着点は【死】なのか?
 なら何故あんな思わせぶりな【夢】など見せた!


 私は用意していた答えが言えず在り来たりな返答をしてしまう
『嫌です!どうして死なないといけないんですか!?』

 もう…ここから先は未知だ。私の知らない展開だった


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