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第一章 ~夢の始まり~
#07.予知夢
しおりを挟む部屋を飛び出した私は間もなく男が来るだろうエレベーターとは逆へ
向かい通路を走った!通路の角を曲がり身を隠す…そしてひとまず
下着にシャツを着ただけの私はズボンを履いた
通路の角に隠れ様子をうかがう為、顔半分を出し様子を見る
エレベーター出入り口の上にある通過を知らせる数字が
【1】から【2】変わる
上がってきている…
そして【2】から【3】へと変わった
さらに【3】から【4】に変った後【5】に変わる事は無かった…
間もなくしてエレベーターが開く…
想像通り何のイレギュラーも無く岸根が現れた
そして岸根は何の躊躇もなく私の家のドアの前に立つ
緊張が走る
間違いない岸根だ…チャイムを鳴らす様子も無い…ドアを壊す気か?
すると岸根は上着のポケットから何かを取り出しドアノブに刺した
私は思った…
ストーカーのスキル舐めてた…なんで鍵を持っている?
というか、そもそも鍵なんて閉めてない…そんな時間は無かったし
【ただいま】
そう言わんばかりに一切のためらいも無く
岸根はドアを開け私の家の中に消えていった…
私はソレを確認した後、急いでその場から立ち去った
*:・゚✧*:・゚✧ *:・゚✧*:・゚✧ *:・゚✧*:・゚✧
最悪の3連休初日だ…私の【お任せ】した夢は
こうなる事を回避する為の予知夢だったのか?
当ても無く街を彷徨い続けたが今の状況下ではソレで十分だった…
やがて時は経ち周りは薄暗くなる…
いよいよ夜になり今後の行く末に不安を感じ途方に暮れていた
当ても無く彷徨う内にふと気が付くと私は
ひと気のない路地に迷い込んでいた
そしてソレがどうゆう事なのか私は理解していた…
ほら…聞こえてきた…あの音が…
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