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第一章 ~夢の始まり~
#03.致命的なミス
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距離にして約10m…その怪しい男は黙って私を観察し
沈黙したままじっと立っている
フードを深くかぶってるので顔は分からないが
気味悪くニヤついた口元は生理的に嫌だった
私の直感が【やばい】と警鐘をならす…
しかし恐怖で声が出ず身もすくみ動けない…
逃げないと…
勇気をフリ絞り男を刺激しない様ゆっくりと1歩、確実な1歩で
後ずさりをした…すると何と男は1歩2歩と近づいてきた!
慌てた私は咄嗟にふら付きながら3歩ほど後退してしまった
すると今度は6歩、男は近づいてきた
倍だ!コイツは私の後退した歩数の倍、近寄ってくる
確認の為、1歩だけ後ずさりをしてみる…案の定、男は2歩近づく
やっぱりだ!しかも女の私の歩幅より大きい分不利な展開だ
*:・゚✧*:・゚✧ *:・゚✧*:・゚✧ *:・゚✧*:・゚✧
10歩程近づかせてしまった…距離にして約5m
私の1歩は後ずさりの為、40㎝程度…対して男の2歩は約1m
考えろ!考えろ私!必ず解決する【法則】があるはず…
距離を保ち尚且つ安全にコイツから離れられる【法則】が!
① 互いに静止して向き合った状態だとコイツは動かない
② 距離に関係なく後退の歩数の倍コイツは近寄る
③ 最初の様に背中を向け逃たとしても徐々に距離が縮まる
考えろ!考えろ!考えろ! まだ試してない法則を…
悩んだ末、私は結論した。逆だったんだ!!
■逃げるから追われる
■逃げなきゃ追わない
ならどうする!?
私はこうだ!
逃げずに3歩近づいてやる!
さぁ!!どう出る!? この変質者がぁ~!!…すると…
男
も
3
歩
向
っ
て
来
た
結果、手が届くほど私達の距離が縮まっただけだった
~つづく~
沈黙したままじっと立っている
フードを深くかぶってるので顔は分からないが
気味悪くニヤついた口元は生理的に嫌だった
私の直感が【やばい】と警鐘をならす…
しかし恐怖で声が出ず身もすくみ動けない…
逃げないと…
勇気をフリ絞り男を刺激しない様ゆっくりと1歩、確実な1歩で
後ずさりをした…すると何と男は1歩2歩と近づいてきた!
慌てた私は咄嗟にふら付きながら3歩ほど後退してしまった
すると今度は6歩、男は近づいてきた
倍だ!コイツは私の後退した歩数の倍、近寄ってくる
確認の為、1歩だけ後ずさりをしてみる…案の定、男は2歩近づく
やっぱりだ!しかも女の私の歩幅より大きい分不利な展開だ
*:・゚✧*:・゚✧ *:・゚✧*:・゚✧ *:・゚✧*:・゚✧
10歩程近づかせてしまった…距離にして約5m
私の1歩は後ずさりの為、40㎝程度…対して男の2歩は約1m
考えろ!考えろ私!必ず解決する【法則】があるはず…
距離を保ち尚且つ安全にコイツから離れられる【法則】が!
① 互いに静止して向き合った状態だとコイツは動かない
② 距離に関係なく後退の歩数の倍コイツは近寄る
③ 最初の様に背中を向け逃たとしても徐々に距離が縮まる
考えろ!考えろ!考えろ! まだ試してない法則を…
悩んだ末、私は結論した。逆だったんだ!!
■逃げるから追われる
■逃げなきゃ追わない
ならどうする!?
私はこうだ!
逃げずに3歩近づいてやる!
さぁ!!どう出る!? この変質者がぁ~!!…すると…
男
も
3
歩
向
っ
て
来
た
結果、手が届くほど私達の距離が縮まっただけだった
~つづく~
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