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開発される躯体~颯太の場合~前編

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「まぁ、これで少しは別れた彼女のこと忘れられるだろう?」 

「……ん…っ………ぁあ…っ…」
背後から部長の右手が、スラックスから出された僕のモノをゆっくり扱いている。

八谷颯太はちやそうたは今・・生まれて初めて、男にエッチなことをされる…という状況に出会っていた。 


颯太は小柄でひょろっと細いが引き締まった筋肉を携えており、黒髪で顔は綺麗という…いわゆるイケメンなのだが、どこか頼りなさが垣間見えるのか、女性と付き合っては童貞を消失するところまで行かず、2か月前にまた彼女ができてやっと童貞を消失したばかりだった。

颯太にとって、彼女との関係は(このまま結婚とかしちゃうのかな~)などと悠長に考えており、童貞を消失した嬉しさから彼女とやりまくる日々を過ごしていた。


―――そんな颯太は2週間前の誕生日、彼女にこっぴどく振られてしまった。…やり過ぎてしまったのだ。現実は甘くはなく、彼女からしてみれば会えばすぐにセックスばかりを求める颯太に嫌気がさし、誕生日に平手打ちをして幕を引いた。

颯太は、最初の1週間は現実を受け止められずにぼやーっと過ごしたが、一度知ってしまった彼女とのセックスがいきなりなくなって現実を直視し、悲しみに暮れ始めると同時に性欲が溜まっていった。


失恋から2週間が過ぎる頃になり颯太は風俗に行こうと考えた。しかし、一人で行くのが恥ずかしく、まずは部長を飲みに誘った。

部長は颯太より15歳上の40歳で、難波義彦なんばよしひこという。凛とした雰囲気が大人を感じさせる銀縁の眼鏡が似合う優しい人だ。入社した時から何かと丁寧に教えてくれて、颯太は難波が大好きだった。その好意はもちろん恋愛じみたものではなく、上司としての感情だ。颯太は会社に慣れてくるにつれ難波と行動して回るようになり、その様子が社内ではすぐに「秘書」とあだ名が付けられる位になっていた。

颯太は難波と一緒に居酒屋に着くとハイピッチで酒を煽り、そのまま酔った勢いで失恋したことを部長に愚痴る。そして、酔ったまま風俗に一緒に行こうと持ちかけた。

「ねぇ~~~っ…難波さんだって好きでしょう~~~?一緒に行きましょうよぉ~~」
「ふふ…っ、君は若いなぁ…私はあまりそういう場所は好まないんだよ」
「えぇ~~~~!?難波さぁ~ん…そんな事言わないでくださいよぉ~…」

酔った颯太はベロベロになりながら部長をこれでもかと何度も誘う。

「そんなに溜まってるのか?」
難波はくつくつと笑いながら颯太に聞いた。

「そりゃぁ溜まりますよぉ~!!2日に1回とかぁ~…付き合った最初は毎日ヤったしぃ~~~…」
颯太は恥ずかしげもなく酔った勢いで喋りまくり、頑張って風俗に誘うが結局はキッパリと断られてしまった。

暫くして居酒屋を後にし、酔った颯太は難波に肩を貸されながらフラフラと深夜の道を歩く。

「まだ少し片付けたい仕事があるんだが、社に戻って手伝ってくれないか?」
難波は颯太に問いかけた。

「もぉ~!!難波さんは仕事ばっか~~~…いいですよ~?風俗も行けないしぃ~手伝いまぁ~す…」
颯太は何の躊躇いもなく返事をし、二人は真っ暗になったオフィスに戻って行った。


―――難波がデスクで書類を整理しているのを見て、風俗に行けなかった颯太は酔ったままどのくらいヤッてないかの愚痴を垂れ流し続けていた。

「ちょっとこっちに来てごらん」
難波に急に促され颯太は部長のデスク前に立ち、難波が颯太の背後に立つ状態になった。そのまま何故か颯太はデスクに手を付くよう言われ、酔っているのもあり良く分からず従った。

「溜まって仕方がないなら抜いてやる」
難波はそう言うと…後ろから颯太を抱きすくめ、股間を急に握ってきた。急なことで颯太は動揺したが、酔ってあまり頭が回らず、性欲が溜まり切っていたのもあってすぐに反応して中心を大きく勃たせてしまった。勃った中心を感知した難波は、スラックスのジッパーを下してすぐに下着の中に手を滑り込ませる。

「んあ…ッ!!」
難波の手は少し乱暴なほどに颯太の中心を握り、貪るようにそれを外気に露出させるとゆっくり扱き始めた。

デスクに手を付いたまま上司に背後からモノを扱かれるという状況は、どう考えてもオカシイものの…颯太の酔ってぼーっとした頭では気持ちよさが勝ってしまい、されるがままになってしまった。

「たくさん溜まっているようだな…はち切れそうな程硬くしているね…」
難波は、颯太の耳元で囁くようにそう言いながらゆっくりゆっくりと扱いてくる。

「ん…っ……はぁ…っ……ぁっ…ぁあ…っ…」
颯太は声もガマンできず、少し早くなった手で登り詰める寸前だった。
「……っ…イ……きそ……」
もうあとほんの少しでイきそうな状態で、難波はさっと手を離す。
「え…っ…!?」
颯太は慌てて後ろを振り返ろうとしたが、後ろから難波に圧し掛かかるようにされて動けない。それどころか、難波は颯太とデスクの間に手を滑り込ませ、両乳首をシャツ越しにクニクニと指で摘んでくる。

「…ん………あ……っ…」
思わず声が洩れ、慌てて口を手で塞ぐ。初めての感覚だが、酔ってぼーっとしている筈なのに、乳首からジワッとした感覚が脇腹を伝って下半身を這い、イけなかったモノが熱くなる。

「なんだ、ここも感じるのか?」
「え…っ…いや、初めて…触られ…ました……」
酔った颯太が馬鹿正直に答えを返すと、難波は思っても見ないことを話し始めた。

「そうか…お前は可愛いから、もう誰かに手を付けられているんじゃないかと心配していたんだ。でも、今日飲みに誘ってくれてよかったよ。彼女もいたみたいで安心したし、ソッチの心配は無用だったな。ゆっくり俺が本当の気持ち良さを身体に教え込んでやろう。」

颯太は難波の言葉が理解できない。手を付けられる?教え込む?どういうことだ?そんな事をつらつらと考えるが…両乳首からジンとした刺激がモノに伝わって酔った頭では思考が追い付かない。ただただ、息が上がって声が洩れる。

「ん…ぅ……っ……ぁあっ……はぁ…っ…はぁっ…」
難波はその声を聞くと、後ろから颯太のネクタイより下のシャツのボタンを外し、ベルトを外した。スラックスとトランクスが足元に落ち、胸と下半身が外気に曝される。

颯太は恥ずかしさよりも中心を触って欲しい気持ちが勝ち、コリコリと乳首を捻られる初めての快感にただただ酔いしれた。ゾクゾクする刺激が更にモノを熱くし、先端から透明な蜜が出始めた。

「…ぁあ…ッ…摘むの…ゃだ…っ……ぁあ…っ…」
「いやじゃなくて、もう下を触って欲しくてたまらないんだろう?」
そう言われてしまうと、本心を読まれた恥ずかしさで颯太は一気に顔が熱くなった。

難波の右手がまた中心をしっかりと握り、蜜で濡れた先端ばかりを指先でクチクチと音を立てながら刺激する。初めて男性にされるエッチなことは颯太には刺激が強すぎたが、鈴口を刺激する指先がたまらず腰が引ける。

「…それ…っ…ゃあ……っ……ぁあ…ッ…ん…」
颯太は、彼女にもされたことがない先端ばかりへの執着に襲われ、ブルッと身震いした。触れてくる難波の指先は蜜を愉しむようにヌルヌルと刺激をやめず、片手はしっかりと乳首を捉え、何度も潰すように揉みし抱いた。

「あ…っ……ゃ…ぁあ……っ…ん……っ…」
咄嗟に出した自分の声がいやらしくて颯太は驚き、恥ずかしくなった。

難波はその声に反応して颯太に言葉を投げかける。

「こんな風にすぐになってしまうなんて・・お前は思ったよりも有能だよ」
難波はそう言うと、蜜をたくさん指先に絡めそれを後孔に塗り込んでいく。さすがの颯太も焦って腰を引くが、指1本がすぐに圧し挿れられ、ヌプヌプという違和感が襲う。

「ちょ…っ…そこは…っ…!!」
難波は颯太が声を上げるのと同時に、子気味良く中心を扱き始めた。後ろに初めて挿れられた指の違和感は消えないが、反り立って腹に付きそうなほどになっている中心はクチュクチュとしたいやらしい音を立て、颯太の快感を加速させた。

「……っ……ぁあ…ッ…!!イ……く…ッ!!!」

颯太はその日、ヌルヌルと後ろに指を出し挿れされながら白い欲を吐き出してしまった。


―――それから難波は毎日残業を颯太に課して残しては、日課のように後ろに指を挿れながら颯太をイかせるようになった。

最初は抵抗もあったが上司として懐いていた大好きな難波を無下にも出来ず、行為を何度か受け入れるうちに仕事終わりに抜いてもらえることに溺れ、すっかり指を挿れられながらイく行為がやめられなくなっていた。

そのうち行為はエスカレートして指は少しづつ増やされていき、颯太は1か月もすると…難波の自身を挿れられながらイくように教え込まれてしまっていた。奥をグッ、グッ、と突き上げられながら中心を扱かれる快感を覚えてしまうと、それが気持ちよくてやめられなくなり、拒否するどころか欲するようにまでなっていた。

デスクに手を付かされ、ズボンを下して脚を開くように言われる時間には・・颯太の中心は毎日期待して先端から甘い蜜が零れ落ちている程だ。あまりたくさんの女性との経験がないままに颯太は性欲を燻らせ、部長に毎日快楽を与えられた結果、――今ではあまり解さなくてもすぐに難波を受け入れるくらいには開発されている。


―――そんなある日、難波は颯太を深く突き上げながらこう言った。

「颯太、そろそろもっと刺激が欲しいんじゃないか?」
颯太は今だけで充分満足だったし、会社で毎日エッチなことをされる以上の刺激など理解できなかった。

「私ももう、毎日はツラい年齢なんだよ…お前が毎日こうされている事は一人報告してあるんだ。…分かるね?」

すぐに理解はできなかったが、難波に顔を上げるように言われ颯太はそれをすぐに理解させられた。難波と仲がいい課長がそっと近寄り、行為をいやらしい目つきでじっと見ていた。課長は颯太より2つ上でまだ若く、課長への大抜擢に周りが大騒ぎしたことがまだ記憶に新しい。

課長は岩本弘明いわもとひろあきという。とても背が高くスラッと長い手足にしっかりとした筋肉。少しクセのあるふわっとした焦げ茶の髪をいつも綺麗に整えている。社内では女性にも男性にも人気があり、いつも周囲には誰かがいるような将来有望としか言えないような人間だった。

そんな岩本が何故、ここにいるのか・・岩本は颯太と難波が繋がって動いている場所に手を添え、後孔の周りをするっと撫でる。

「…ぇ…っ……ゃ……やだッ……」
颯太はこれから行われる事を直感して逃げようとするが、難波は突くことをやめず颯太の様子を愉しんでいる。岩本は難波に目で合図されると、颯太の中心をゆっくり扱き始めた。

「…ゃあ…っ!!……ぁん…っ…!!ぁあ…んっ…!!」
颯太は、嫌がっている筈なのに二人に同時に前と後孔を責められ、気持ちよくて声が出てしまう。二人は会話しながら感じる姿を熱い視線で見ているのがイヤでも分かる。

「こんなに感じるようになったんだよ」
「へぇ~、すごい!さすが難波部長!!」
岩本が楽しそうに笑いながら難波をおだてる。

「ここはすぐに挿れても大丈夫なようにしてあるから…」
そう言いながら部長が一番奥をズクッと突く。

「ぁああっ…んッ…!!」
颯太は、頭ではイヤなのに深く突かれると声が洩れる。人に見られながらするなんて恥ずかしくておかしくなりそうなのに、突かれながら扱かれると気持ちが良くて何も考えられなくなっていった。

「八谷くんのココは開発してあるんですか?」
岩本が聞くと、難波は自慢げにこう言った。
「颯太はソコが弱いようで感度もいい。少し愉しませてやってくれ」
岩本が片手を伸ばして颯太の乳首をきゅうっと摘み上げる。

「ん…っ…ぁあ…ッ」
イヤな筈なのに突き上げられながら扱かれ、更に乳首を弄られると颯太はビクビクと身体を震えさせ、信じられない程に感じてしまう。

「ホントだ、すごい」
「はは…っ、急に締め付けもよくなったな」

岩本が乳首をクリクリと摘んで捻り中心を扱き上げ、難波は長いストロークを愉しむようにゆっくり腰をうねらせて奥を突く。

「ぁあん…っ……ゃあ…っ…ん…」
颯太は快感の渦に飲まれ、二人にされるがままになっていった。


「ん~…難波さん、そろそろ俺も…」
岩本も堪らなくなったらしく、難波にせがんだ。

「…ははは、まだ岩本も若いな…仕方がない、変わってやろう」
難波の自身が引き抜かれ、ベルトの音がしてすぐに岩本の硬い熱が圧し挿れられる。岩本の硬い熱は難波よりずっと太くて長く、みっちりとした圧迫感が奥まで届き颯太は狂いそうになる。

「んぁああ…ッ…!!!!」
「うわ、……マジで中いいですね。トロトロだし、病み付きになりそ……八谷…いや、今日から俺も颯太をいっぱい可愛がってあげるから覚悟してね…」
岩本は舌なめずりしながらそう言い、難波と違ってものすごい速さで突き上げ、颯太を深く奥まで何度も貫ぬいた。

深夜のオフィスに水音を伴う音が響き渡る。

難波はそれを熱を持った瞳で見守りながら颯太に聞く。
「私が見込んだ青年の味はどうだ?」

颯太は答えられないままに気持ちよさで声を上げる。
「んぅう…ッ…!!…ぁああ…ッん!!!ゃあ…ッん…!!」

「歓んでくれたようだな」
難波は、岩本に犯されている颯太の反応を愉しんでいるようだった。
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