1 / 1
中継先で
しおりを挟む
「さあ、本日やってきたのは~市」
「一体どんなおすすめスポットを教えてもらえるんでしょうか」
「早速中継繋いでみましょう」
「Tさん、そちらの状況教えてください」
「こちらですね、~市のとある公園です、こちらの部屋から公園に設置した機械を通して市の方にインタビューしていきたいと思います」
「お、そこに女性の方が座っていますね」
「すみませーん、そこに座っている女性の方、少しインタビューさせてもらってもいいですか?」
「わ、わたし、ですか...」
女性はか細い声で答えながらこちらにきた。
俺は少し不気味だと思ったが、もちろんそんなことは言わない、顔色ひとつ変えずに対応した。
「そうです、この街のおすすめスポットについてインタビューをしているんですよ、どこかおすすめの場所はありませんか?」
「そうね...」
女はまたか細い声で応対した。
それを待ってる間、テレビ側の人間が心配そうな声で話しかけてきた。
「おい、お前どうしたんだ、さっきから話してるみたいだけど、誰もいないじゃないか...」
「え...」
俺は絶句した、じゃああれは一体なんなんだ?
そう思った瞬間、女は声を出した。
「おすすめスポットなら、この市じゃないんだけど、あの世かしら」
「今から迎えにいくわ」
「や、やめてくれ...」
「そんな冗談、なんにも面白くもないぞ」
あれはなんなんだ?まさか幽霊...いや、そんなのいるはずがない、男の頭の中にさまざま憶測が駆け巡った。
男は冷や汗をダラダラとかき、呼吸も乱れ始めたが、なんとか正気を保ち、中継ルームから逃げようと立ち上がった。
その瞬間男の背後に...
「一体どんなおすすめスポットを教えてもらえるんでしょうか」
「早速中継繋いでみましょう」
「Tさん、そちらの状況教えてください」
「こちらですね、~市のとある公園です、こちらの部屋から公園に設置した機械を通して市の方にインタビューしていきたいと思います」
「お、そこに女性の方が座っていますね」
「すみませーん、そこに座っている女性の方、少しインタビューさせてもらってもいいですか?」
「わ、わたし、ですか...」
女性はか細い声で答えながらこちらにきた。
俺は少し不気味だと思ったが、もちろんそんなことは言わない、顔色ひとつ変えずに対応した。
「そうです、この街のおすすめスポットについてインタビューをしているんですよ、どこかおすすめの場所はありませんか?」
「そうね...」
女はまたか細い声で応対した。
それを待ってる間、テレビ側の人間が心配そうな声で話しかけてきた。
「おい、お前どうしたんだ、さっきから話してるみたいだけど、誰もいないじゃないか...」
「え...」
俺は絶句した、じゃああれは一体なんなんだ?
そう思った瞬間、女は声を出した。
「おすすめスポットなら、この市じゃないんだけど、あの世かしら」
「今から迎えにいくわ」
「や、やめてくれ...」
「そんな冗談、なんにも面白くもないぞ」
あれはなんなんだ?まさか幽霊...いや、そんなのいるはずがない、男の頭の中にさまざま憶測が駆け巡った。
男は冷や汗をダラダラとかき、呼吸も乱れ始めたが、なんとか正気を保ち、中継ルームから逃げようと立ち上がった。
その瞬間男の背後に...
0
お気に入りに追加
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
カゲムシ
倉澤 環(タマッキン)
ホラー
幼いころ、陰口を言う母の口から不気味な蟲が這い出てくるのを見た男。
それから男はその蟲におびえながら生きていく。
そんな中、偶然出会った女性は、男が唯一心を許せる「蟲を吐かない女性」だった。
徐々に親しくなり、心を奪われていく男。
しかし、清らかな女性にも蟲は襲いかかる。
怖い話ショートショート詰め合わせ
夜摘
ホラー
他サイトで書いた話の再掲や、新作ショートショートを載せて行きます。
全て一話完結です。怪談・オカルト有り、人怖有りです。
短い時間でお手軽に読めるシンプルな怖い話を目指しています。
少しでもヒヤッとして貰えたら嬉しいです。
※ものによっては胸糞注意です。
※同じ作品をノベルアップ+さんでも短編として掲載しています。
※作品情報の画像は夜摘が撮った写真を写真加工ドットコム様で加工したものです。
呪われた旅館の恐怖
ネモフ
ホラー
「呪われた旅館の恐怖」という物語は、主人公のジェイソンが、古い旅館で奇妙な出来事に巻き込まれるという物語です。彼は、旅館が古代の呪いによって影響を受けていることを知り、呪いを解くために奮闘します。神官たちと協力して、ジェイソンは旅館の呪いを解き、元の状態に戻します。この物語は、古代の神々や呪いなど、オカルト的な要素が含まれたホラー小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる