運命の番は後天性Ω

yun.

文字の大きさ
上 下
108 / 146

お話しの続き~ 二人三脚で

しおりを挟む
「よかったです。それは、ラット抑制剤も含まれていますので、少しは冷静でいられるのではないかと、思います。」


「ここからは私から話した方がよさそうなことは、私が引き受けますね。もちろんこれから話すのは、実体験済みのことです。運命の番からのヒート、フェロモンは抑制剤なしでは、すぐに理性がなくなってしまいます。でも、この薬を飲むと、理性がだいぶ持ちました。慣れていない運命のΩをキズ付けなくて済みます。」


と、斉藤先生の番の三浦先生は言う。


「中村さんは、すぐに求めるものがもらえなくて辛いと思います。たぶん、泣いてしまうこともあるだろうし、怒る人もいると聞きます。そんなときは、須藤さん、抱きしめてあげてほしいです・・・」


と、斉藤先生が言う。


「わかりました。」


「それから、須藤さんはラットに入ると鬼頭球が膨らみますよね。それは初めての後天性Ωには厳しく、中がキズ着いてしまうかもしれないので、なるべくラットに入らずに導入も頑張ってもらいたいです。最後の最後、射精する際は、ラットに入っても大丈夫です。ですが、結腸には入れずに出してください。ですが、なるべく奥で。たぶん、そう簡単には結腸の入口は開かないし、ほぐれないと思うので大丈夫だとは思いますが・・・」


「なるほど。」


「ラットになって、鬼頭球が出ると、そこから15~30分は射精が続きます。苦しいかもしれませんが、途中で抜くことはできませんし、そこは中村さんに頑張ってもらうしかありません。」


「そうなんですね・・・わかりました!頑張ります。」


「うんうん、辛かったら、須藤さんに泣きついていいですからね?」



「え”・・・っと、はい。わかりました。」


「2回目のヒート、3回目のヒート、と、回数を重ね、須藤さんの精を受け入れ、中村さんが感じるごとに、Ω数値が上がり、身体も心もΩにどんどん近づきます。そうすると、結腸の奥の子宮も大きく成長し、結腸もやわらかくほぐれていきます。そうすれば、須藤さんのラットの時間も長くなっていって大丈夫ですし、結腸の奥にいれても大丈夫なようになっていきますからね。」


「とにかく須藤さんは我慢と、忍耐が必要です。中村さんは、頑張りが必要です。私たちも協力しますので、二人で協力して、二人三脚で乗り越えてほしいです。」
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

オメガなパパとぼくの話

キサラギムツキ
BL
タイトルのままオメガなパパと息子の日常話。

僕が玩具になった理由

Me-ya
BL
🈲R指定🈯 「俺のペットにしてやるよ」 眞司は僕を見下ろしながらそう言った。 🈲R指定🔞 ※この作品はフィクションです。 実在の人物、団体等とは一切関係ありません。 ※この小説は他の場所で書いていましたが、携帯が壊れてスマホに替えた時、小説を書いていた場所が分からなくなってしまいました😨 ので、ここで新しく書き直します…。 (他の場所でも、1カ所書いていますが…)

(…二度と浮気なんてさせない)

らぷた
BL
「もういい、浮気してやる!!」 愛されてる自信がない受けと、秘密を抱えた攻めのお話。 美形クール攻め×天然受け。 隙間時間にどうぞ!

平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです

おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの) BDSM要素はほぼ無し。 甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。 順次スケベパートも追加していきます

何故か正妻になった男の僕。

selen
BL
『側妻になった男の僕。』の続きです(⌒▽⌒) blさいこう✩.*˚主従らぶさいこう✩.*˚✩.*˚

学園と夜の街での鬼ごっこ――標的は白の皇帝――

天海みつき
BL
 族の総長と副総長の恋の話。  アルビノの主人公――聖月はかつて黒いキャップを被って目元を隠しつつ、夜の街を駆け喧嘩に明け暮れ、いつしか"皇帝"と呼ばれるように。しかし、ある日突然、姿を晦ました。  その後、街では聖月は死んだという噂が蔓延していた。しかし、彼の族――Nukesは実際に遺体を見ていないと、その捜索を止めていなかった。 「どうしようかなぁ。……そぉだ。俺を見つけて御覧。そしたら捕まってあげる。これはゲームだよ。俺と君たちとの、ね」  学園と夜の街を巻き込んだ、追いかけっこが始まった。  族、学園、などと言っていますが全く知識がないため完全に想像です。何でも許せる方のみご覧下さい。  何とか完結までこぎつけました……!番外編を投稿完了しました。楽しんでいただけたら幸いです。

強制結婚させられた相手がすきすぎる

よる
BL
※妊娠表現、性行為の描写を含みます。

フローブルー

とぎクロム
BL
——好きだなんて、一生、言えないままだと思ってたから…。 高二の夏。ある出来事をきっかけに、フェロモン発達障害と診断された雨笠 紺(あまがさ こん)は、自分には一生、パートナーも、子供も望めないのだと絶望するも、その後も前向きであろうと、日々を重ね、無事大学を出て、就職を果たす。ところが、そんな新社会人になった紺の前に、高校の同級生、日浦 竜慈(ひうら りゅうじ)が現れ、紺に自分の息子、青磁(せいじ)を預け(押し付け)ていく。——これは、始まり。ひとりと、ひとりの人間が、ゆっくりと、激しく、家族になっていくための…。

処理中です...